あえいうえおあおあおいうい

遊戯王 百合 日常

今期のまとめ〜デッキ選択〜

お久しぶりです、あおいういです

 

またまた制限改定の季節がやってきました

 

今環境は最後まで完全に納得するデッキに辿りつけなかったため、何か一つのデッキに焦点を絞ることはできませんでした。

かといって何も書かずにこの環境が過ぎ去ってしまうのも心惜しいので今期のまとめとして書いていきたいと思います

 

 

納得できなかったとはいうものの今期(3月後半〜 の結果は

 

小山杯 優勝 命削り真竜

東京遊戯 優勝 命削り真竜

東京遊戯 4位 命削り真竜

〜新弾発売〜

ホビステ大宮 3位 誘発真竜

足立(個人) 3位 十二真竜

東京遊戯(個人) 3位 十二真竜

海色杯(個人) 2位 十二真竜

東京遊戯 優勝 十二真竜

 

でそれなりに良い結果で終えることができました

 

なので自分の中では、新しいデッキタイプを発掘することはできなかったにしろ既存のデッキタイプの中から適切なものを選び抜けたかなと思います

 

今回は主に環境を左右した真竜とそのデッキ選択、環境の流れについて焦点を当てていきたいと思います

 

 

 

もくじ

 

ふりかえり

 期間①

 期間②

 期間③

 

まとめ 

おわりに

 

 

 

 

ふりかえり

 

 

はじめに、今回は3月後半〜6月前半までの期間を3つに分けていきます

 

 

期間① 3月後半〜新弾発売まで

 

期間② 新弾発売直後

 

期間③ 新弾発売以降

 

 

この3つに分けた期間、どれをとっても課題となっていたのは

 

強くも脆い真竜要素をどうまとめるか

 

です

 

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強くも脆いというのは真竜ギミックの特徴に起因し

 

 

・1枚で完結するカードが存在しない

・真竜全体をまとめる役割の大部分がドラD任せである

・相手ありきのアドバンテージ概念

 

 

ということに由来します

 

基本的にこれらを補うようなギミックをサブウエポンとして搭載したデッキが環境を席巻していたのですが、その正解はメタゲームや各々のデッキの完成度により左右されました

 

その揺れ動きを3つの期間に分けて振り返っていきたいと思います

 

 

 

 

期間① 3月後半〜新弾発売まで

 

 

制限改定が発表され、ドランシアや会局の禁止により十二獣は一旦姿を消しました

 

ここで焦点が当たるのはもちろん「前の環境で十二獣無しで活躍していたデッキ」です

 

それが主に

 

1.命削り真竜

2.恐竜真竜皇

3.メタル真竜コズモ

 

でした

 

メタル真竜コズモに関しては唯一使用した経験がないデッキなので今回は割愛させていただきます

 

となるとやはり候補に上がるのは命削りと恐竜です。しかしこの2つはどちらとも問題を抱えていました(現在進行形で抱えているといってもいいかもしれません)

 

 

その問題として

 

命削り・・・先攻展開の弱さ、それに関しての構築難易度

恐竜・・・ 事 故

 

が挙げられます

 

自分は恐竜の事故は恐竜が持ってる本質的なもので帝のように簡単に解決しきれないことや、恐竜というデッキ自体がデッキ内のリソース量や豊富な選択肢におけるパワーを持ち味としていて一旦回ると手がつけられない暴れ馬的なポジションにあることから、自分が得意としているデッキではないと判断して選択肢から一旦外しました

 

(他に良いデッキがなくて、事故もふまえて恐竜が最善だという結論になったら恐竜に戻ってこようかなと思ってました)

 

 

よって自分は命削りの問題を解決する方針でスタート

 

その問題を解決する上で取れる選択肢が

 

1.先攻構築にし、後手の捲りを真竜のポテンシャルに任せる

2.完全に後手構築にする

 

この2つでした。そして自分は2をチョイス

 

その理由として

 

・先攻構築の難易度が段違いである

・構築が完成されていても先攻をとるスタイルでは初手の質によりどこかで綻びが生じてしまう

・今後増えるであろうミラーマッチでは後攻が有利であり、先攻展開するにもハードルが高い

 

こうして後攻重視の命削り真竜でスタートしました

 

 

 

期間②  新弾発売直後

 

 

命削りを使って1ヶ月ほど経って新弾が発売されました

 

やはりここでの大きなポイントは

 

ファイアウォール・ドラゴンによるループの恐怖

 

でした

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先攻ワンキルの恐怖が叫ばれる中、誘発なしの真竜を使うことは抵抗がありました

 

しかし予想としてこのループの恐怖はいずれ消えるだろうと考えていました

 

新弾発売した直前直後、自分はアーチャーワンキル型IFを使っていました。とりあえずループの恐怖を体感するためです

 

その結果やはりループにはまだ課題があり、先攻はアザトートで誘発をケアできる展開があるものの誘発が当たることもあり、後手はビュートなどの細い線を辿らなければいけないシーンが多い。先攻ワンキルデッキの最高傑作であり理想であるシンクロダークとはほど遠いデッキであると感じていました。(自分の力不足があったことは否めません><

 

 

よってこのループは実践レベルで使うのは難しく、CSがループ系の使用者で溢れるということは無く誘発を入れないことへの抵抗感もいずれなくなるだろうという予想でした

 

なので新弾のブームというか熱が冷めたらループを使う人は限られるでしょうし、そうなったらまた「命削り」に戻ってこようと考えてました

 

 

そんな中出た大宮ホビステCSですが、前日まで私用で忙しく2週間ほど遊戯王ができていませんでした

 

なので誘発あり、真竜を満たすデッキで一番命削りに近い(真竜要素が多い)ということで真竜に単純に誘発を入れた「誘発真竜」を使用し様子見することに

 

結果その弱さが負けに直結して1敗がついてしまいました(それについては前の記事↓にて

aoiui.hatenablog.com

 

 

 

期間③ 新弾発売以降

 

 

案の定ループやファイアウォールを使用したやばいデッキが減ったため命削り真竜に戻ろうとした矢先問題に直面しました。それが

 

・恐竜の竜星化

・他のデッキの完成度アップ

です

 

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前の2ハンデスですら豊富なリソースで負けたり、抜かれたカードや相手の他の札次第で何もできなかったりだったのに竜星要素が混じりさらに捲りにくくなりました

また真竜皇が入っていない型もきつく、ボウテンコウ成立+コズミックや戦線復帰だけできつい状況に持ち込まれることもしばしば

 

かといってメインから先攻を取る構築も前と同様納得いかず、結局対ボウテンコウデッキに対して1本目は半ば捨てることに

 

また以前簡単に勝てていた相手も、構築の完成度や理解度が上がったせいで5分5分以上ではあるかもしれませんが簡単には勝てなくなっていました

 

そうなると恐竜に苦手意識、他のデッキもそれなりにイージーゲームではない、となると削りを使うのは正しいだろうか

考えた結果、削り真竜は使う可能性がありつつもひとまず使わないという結論に至りました

 

そして選んだデッキは以前から興味があった十二真竜でした

 

使ってみたところ、1枚で動けるポテンシャルは変わらず。妨害にならない十二獣のデメリットも真竜で十分補いつつ、真竜の弱さも十二獣で補えるというなかなか器用なデッキで好感触でした

 

その分パワーが他のデッキと比べて少ないものの、自由なスロットの多さや十二獣の1枚完結の強さによる手札誘発の強さ、ムラの少なさどれをとっても自分好みであったため最後まで十二獣真竜で駆け抜けることができました

 

 

どのデッキも他のデッキと一線を画すパワーがあるという訳ではなく弱点が明確でデッキ選択に一応の幅があった今期ですが、自分好みの選択である程度勝ててひとまず合格点だったなと思います

 

 

というわけで色々な思惑がありつつも

 

命削り→十二獣真竜 

 

と辿った今期でした

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

法則、というほど大それたものではないですがCSなどの大会シーンデッキ選択にはやはり流れがあります

 

まず新弾について、皆さんも実感しているかもしれません

 

 

① 粗削りでもポテンシャルを持ったテーマが勝つ

② 的確なメタが貼られ減少する

③ 完成度が上がって環境に帰ってくる

 

 

序盤は新弾の初見テーマというだけで勝てるかもしれませんが、その余韻に浸る間もなく崖から突き落とされます。メタを貼られて即死、場合によってはメタ以前の問題で効果や動きを理解されるだけで機能不全に陥るテーマもあります

 

そこからどこまで這い上がってくるかが見所です

 

そしてその過程において大体のデッキが丸くなる。最初はメインギミックを全面に押し出した構築だったのが徐々に無駄な部分が削ぎ落とされて誘発や罠やギミック外カードが増えていきます。ハイリスクハイリターンなカードも大概減っていきます

メインギミックが減るということはメインギミックへのメタへの被害が少なくなり一石二鳥

 

こうして左右にぶれていたテーマにしっかりとした芯が備わった時、そのテーマは環境の仲間入りをします

 

 

なら最初からその丸い構築を生み出せばいいんじゃないか?実際そうです。けど難しい

 

メインギミックの無駄な部分をそぎ落としたものが完成系ならやはり最初はがっつり無駄な部分をつけてそこからマイナスするのが簡単です。使った感想で無駄な部分を削るのは簡単ですが、使ったことない新たな要素を付け足すのは難しい

 

ならば最初は全て詰め込んだものをスタートする方が、遠回りですが確実に正解に近づくというものです

 

 なので新弾テーマを考える場合、まずは大げさでもメインギミックを全面に押し出した構築を一発試してみる

 

そしてその構築で勝ったにしろ負けたにしろすぐさま削っていく作業に移って正解を掘り当てるのが賢明だと自分は考えます

 

 

今回の新弾でいうと星杯などでしょうか、最初は展開パーツを思う存分使った構築がありましたがやはり丸くなった印象があります

 

ですが環境を左右した一番の要因は「ルドラの魔導書」だった気がします笑

 

剛鬼やトリックスターなどは今後に期待です

 

 

 

次に改訂による流れ

 

 

① 改訂直後は規制が全く絡まなかったデッキが流行る

② しばらくすると規制された上でまだいけるその他のデッキが復権する

 

 

簡単に言うと規制が絡まなかったデッキは初っ端「完成度」で勝負できる、ということです。しかしその完成度に身を委ねているといつの間にか厳しくなってくる

 

別に新弾が発売されてカードプールが増えたわけではないのに前より勝ちきれない、前まで相性差だけで簡単に勝てたのにキツくなった、そんなことがあると思います

 

やはり日々刻々と周りの理解度や完成度は上がっているわけで、TwitterやLINEなどで情報共有できる今ではそれが顕著です

 

なので完成度に依存してデッキを使い続けていると、実は相性差が埋まっていたり相性差がくつがえっていたりすることがあります

 

 

今環境に例えると命削り真竜がそれに当たると感じます。前環境だと壊獣召喚十二獣で同じような思いをしました

  

 

最初は前環境にも存在していた点において、その完成度とそのデッキパワーも相まって安定して高い勝率を誇ることができました

 

しかししばらくしてドランシア会局禁止でパワーダウンを余儀なくされた十二獣の可能性が再発掘され十二獣真竜が完成。ルドラという潤滑油を手に入れたWW魔導真竜も着々と勢力を伸ばしました

 

また対十二真竜や他のデッキへの勝率も少しずつ落ちていって、特に竜星を取り込んだ恐竜真竜皇に不利なマッチングになっていった印象でした(それでもデッキ自体の強さもあって十分戦えるデッキだったと思います)

  

まとめると

 

新弾テーマは尖ったところから丸く、丸さに答えあり

 

改訂後の環境序盤は完成度が強み、しかし少し経つと新たなデッキが参戦するので要注意

 

どの環境でも似たような流れを辿るので悩んだ時は過去のデッキ選択や環境の流れに正解がある場合があります

 

たまには過去のデッキ選択を振り帰ってみるといいことがあるかもしれません

 

 

 おわりに

 

 

今期は恐竜や真竜系が環境を埋め尽くしていて、その構築を高めることや対真竜でどう立ち回るかを考えることで頭がいっぱいでした

 

しかし、もしかしたら今の環境に登場していないデッキが裏で着々と完成度を上げているかもしれません。改訂が微々たるものであったとしても環境が動く可能性は十分あります

 

来期は元から完成度が高いデッキを研磨していくだけではなく、そんな可能性を自分から発掘して形にできればいいなと思います

 

みなさんも是非、来期の目標を立て楽しんでいきましょう!

 

ではまた次環境で!